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コア技術の内製化

当社の主力製品であるライフルスコープを作るためには、多くの部品が必要となります。多い場合は140点を超える部品で構成されます。

部品を整理すると、下記のようになります。
・レンズ(ガラス)
・本体(アルミ)
・本体につく子部品(アルミ、真鍮)
・ゴム部分
・樹脂部分
・その他

これらの部品の1つでも欠けたら製品を作ることができないため、もちろん全て重要です。ただし、現実問題として、実際部品を用意するにあたり、用意しやすい部品と用意しにくい部品があります。

・用意しやすい部品
国内、海外を含め複数の取引先で調達可能なもの

・用意しにくい部品
特定の取引先でないと調達できないもの

用意しやすい部品は、たとえ1つの取引先で問題が発生しても、他の取引先に協力をしてもらえれば調達可能ですので、納期には影響が出るものの、製品が作れなくなることはありません。

しかし、用意しにくい部品は、特定の取引先に問題が発生すると、部品が調達できません。その場合、他の全ての部品が揃っていたとしても、製品を完成させることが出来ず、当然出荷も出来ません(この辺が完成品メーカーの大変さでもあります)。これは企業としてとても大きなリスクを抱えていることになります。また、特定の取引先に依存することにより、パワーバランスは弱くなり、価格交渉力も下がってしまいます。

以上のリスクへの解決策として、用意しにくい部品に関しては、極力自社で作ることが出来るようにしています。そうすれば、何かあったときに自社でフォローすることが出来るようになり、製品が作れなくなることは無くなります。

ただ、用意しにくい部品は、当然、簡単には作ることが出来ないから、なかなか他の取引先にお願いすることができないわけです。

そのため、技術を確立することは難しいのですが、ライト光機では高いハードルをクリアし、内製化できたことがたくさんあります。

石井自身も何度もコア技術の内製化に取り組んできましたが、もちろん毎回苦労していますし、時間もお金も人手もかかります。技術的な壁があり、クリアする策を生み出さなければならないときなど、本当に出来るのかと不安になるときもあります。

そんなとき、石井は「他社さんで出来ているんだから、ライト光機なら出来るはず!」と自分を奮い立たせるようにしています。

これだけのメンバーが集まり、協力して立ち向かっているタイト光機なんだから、出来ないわけがない!という自信をよりどころに乗り越えてきました。

そう信じることが出来るくらい、強い組織になってきたなぁと実感しています。


就活生オオサキ (やる気)ゼロの執行人

大崎です!

知らぬ間に4月になっただけでは飽き足らず、もう月末になってますね?!?!

皆さまいかがお過ごしですか?

4月といえば採用では新卒採用の真っ只中!

就活生の皆様〜!お忙しい中説明会などへのご参加ありがとうございます;;本当、就活って大変ですよね・・・。

 

遡ること4年前、大崎も絶賛就活生活をしていました。

 

3年制の短大で幼児教育(保育園の先生になれるやつ)を専攻していました。 

大体専門性の強い学校だと、その専門業種への就活がキホンなんですが、

大学2年生の時に私は保育士になるのを辞めたので、クラス20人中18人が保育の道に進む中一般企業への就職を決めた、はぐれメタルでした。

(もう1人のはぐれメタルは私の友人です。誕生日が一緒で、元々行きたかった大学も一緒でした。今はどっかで採用担当しているとのことです。運命?)

 

そういった学校は当たり前の様に、一般企業の求人斡旋や学内説明会などもなく、

かつ、周りに同じ就活を行う人もいない私は就活解禁時期、何をしてたか?と聞かれると、本気で何もしていなかったです。

普通に単位が足りなかったので学校行きながら(短大なのに!)、バイトして休みの日はゲームしてました。

 

授業で就活対策的なのに1コマだけ出て飽きていましたし、リクナビか何かに登録して終わっていました。

そもそも就活解禁日なんてものが存在していることすら知りませんでした。

 

まあそうは言っても4月頃になると、他のクラスメイトも「就職どうする~?」なんて話が出ていたので、

何となく私も「動かなきゃなあ・・・」と思い、合同説明会には2回くらい行って、企業説明会も2社くらい行ってました。

 

ただ『どういう仕事がしたいか?』とか『どういう会社に勤めたいか?』とかが何も無かったので、

合説を聞いても企業HP見てもシックリ来なかったのを覚えています。

 

じゃあなんでライト光機の説明会に行ったんだ?という所なんですが、

「ライフルスコープとかいうゲームっぽいモノ作ってる会社あるじゃん!試し打ちできんの?!!??楽しそ~~~~!!学校に就活しろって怒られたし、撃ちに行って就活してる風にしよ~~~!!!!」

と、思って行きました。(ちなみに説明会の2社目がライト光機でこの時6月?でした。)

 

説明会の雰囲気も良く、スコープに携わる業務とか面白いから受けてみよ!と思いエントリーシートを提出しました。

 

で、どこで入社を決めたか?というと2つありまして

1つ目が『説明会や選考時にちゃんと説明をしてくれた』と

2つ目に『質問をしやすい環境を作ってくれた、時間を取ってくれた』という点です。

 

就活生に限らず、生きていると「なぜこれをやらなきゃいけないのかが良く分からない」ってことがあり、コレが私にとってはかなり不快でした。

な〜んか「まだオマエは世の中を知らないんだから言うことだけを聞いておけば良い」みたいな雰囲気が理不尽だな~って思ってました。

あと単純に、なんでやるか分からないのに何かすることって、納得感が無いんで不満に感じやすい気がしてます。個人的な意見ですが。

あとそういう雰囲気で質問するのって怖くて出来ないんですよね。ネット弁慶リアル陰キャなので・・・。

 

でもライト光機では説明会の時も選考の時も「なぜコレをやっているのか」ということをすごく教えてもらえました。

 

先輩の雰囲気がすごく良くて、説明会の時に大好きになった!!!というのもあるんですが

会う人会う人みんながそうやって対応してくれたことに、「私をちゃんと対等に扱ってくれるんだ!」とても嬉しくなったのを覚えています。

 

そういったことから、

「この会社に入ったら理不尽なことや、分からずにやるコトが少ないんじゃないか?」

と思い、ライト光機に入社を決めました。

 

実際にその感覚が当たっていたのか、

「なんでこれやるんだ?????」みたいなことはないです。

 

逆に「なんでこれやろうと思ってるの???????」は滅茶苦茶聞かれるんですけど^^;

最近だと新卒研修をほぼマルッと私がやったんですがその時言われました。

ちなみにこの研修は褒められました!!ガハハ!noteに書いてあります!!読んでください!!

https://note.com/ishii_light/n/n8bed5b3bbeb6

 

まあこんな感じで大崎の就活は終わり、社会人として日々を過ごしています。

学生の時って自分が働く感覚ってなんかフワフワしてて定まらないなあって当時感じてました。

なのでもし就活等々に悩んでいる人がいたら「自分がされて嫌なことをしない場所」みたいな軸で探すのもひとつの手段かもしれません! 

 

そんなライト光機製作所では現在説明会実施中です!!!!!!是非お越しください!!!!ワー!!

https://job.rikunabi.com/2024/company/r987310004/

https://job.mynavi.jp/24/pc/search/corp87051/outline.html

 

そろそろ素晴らしきGWがやってきますね! 

皆さんは何をする予定ですか?私はコナンを見に行ってきます!ヤッター!

また次回!


新入社員研修の話

ライト光機では、例年4月に新卒社員向けの研修を行っています。

会社のルール、給与の仕組み、ビジネスマナー、ケーススタディ、各部署の説明、技術講義などなど、様々な研修が行われ、今年入社した新卒6名は一生懸命取り組んでいました。

長年に渡り、私もこの研修の中で2日ほど講師を担当しています。私が担当する際には、講義形式で知識を伝えていくというよりは、考えてもらったり、グループワークをしたりと、体験を通して「考え方」を伝えていく内容を行っていました。

研修行うとき、知識を伝える講義形式の方が、担当する方としては正直楽です。グループワークなどは、受けてもらう人に合わせて適切な課題を設定する必要があり、また、さまざまな方向に進んでいくことがあり、準備していても想定外のことが起きることも多いです。そのため、参加型の研修の方が難易度が高いのですが、その分、上手くいけば受けて頂く方にも印象に残りやすい、腹落ちしやすいなどのメリットがあり、自分はワーク形式の研修を基本行っています。

数年前から、この研修担当を徐々に若手に任せるようにしていて、遂に今年は全ての研修を任せ、私は研修講師を担当しませんでした。

担当することになった若手社員は、数カ月前から準備をはじめたのですが、講義形式ではなく、極力ワーク形式の研修で行ってもらうようにしました。おかげで、研修の準備は大変そうでした。

特に相手の意見も聞きながら、場の内容自体を掘り下げ、考え方に繋げていくことは、まず自分の頭の中が整理されてないと上手くできないため、内容の構築には苦労していたようです。

また、研修は時間が区切られているため、時間がショートすることは空き時間を作ってしまうことになり、多めに準備をしておくことも必要です。

本番の研修では、私も立ち合い、内容を見させてもらいました。とても良く頑張っていて事前にしっかり準備をしたことがみえ、成長を感じました。終わった後に数点次回に向けての課題は伝えたものの、十分合格点の出来で、任せた身としても嬉しかったです。

結局、人材育成とはこういうチャレンジする機会を準備し、自ら試行錯誤して、上手くいったり、失敗したりしながら、最終的には自力で乗り越えていく経験をすることが、最も良い人材育成なのだと、今回の研修を乗り越えた若手を見て改めて感じました。

若手の頑張りのおかげで、研修を担当する側も、受ける側もどちらも成長につながる良い機会になりました。そして、新卒社員が今回の研修を通して学んだことを活かして、各職場で活躍してくれますように~~!!


文章を書く

最近、自分の部署のメンバーに、少し長めの文章を書いてもらう機会を作っています。自分も定期的にブログなどで文章を書いていることで、いつの間にか仕事で役立つ力が身についていたのかもしれないと感じたからです。

そして、メンバーにも文章を書いてもらうことで2つ強化して欲しい力があります。

1.伝える文章を書く力を上げる

近年はE-MAILだけでなく、各種チャットツールなど、社内外問わずテキストコミュニケーションの機会が多くなっています。当社でも社内のやり取りや一部社外の方とはslackをはじめ各種チャットツールで日常的に連絡を取りながら業務を進めています。

例えば、先日同じ部署のメンバーから下記のようなメッセージを受けました。

「今度の出張の宿を教えてください」

このメッセージ、自分が受け取ったとき、少し困りました。困ったポイントを挙げます。

・誰の出張なのか?
⇒自分も、このメッセージをくれたメンバーも泊りの出張があり、どちらの話なのかがわかりませんでした。

・いつの出張なのか?
⇒自分の出張の場合、複数回出張の予定があり、どのタイミングの出張なのかがわかりませんでした。

・どこでの宿泊なのか?
⇒自分の出張の予定のうち、1つは海外出張で、成田に前泊する予定になっていました。国内の宿なのか?海外の宿なのか?がわかりませんでした。

このように、文章で相手に明確に伝えるために、主語・述語や5W1Hを意識して書くことは、とても重要なことだと思っています。これが抜けてしまうと、自分はわかるけど、相手がわからない文章になってしまい、テキストコミュニケーションが成り立ちません。こうした伝える力を養うために、文章を書くことは効果的だと思っています。

2.仕事を「ストーリー」でとらえる力を上げる

仕事では、「ただ目の前の作業を1人でやる」だけで完結することは多くありません。実際の仕事では、関わってくる関係者が複数おり、かつ、あるミッションを行うときにやらなければいけないタスクが複数出てきます。

例えば、「会社説明会を行う」というミッションでも、様々なタスクがあります。

社内タスク:
内容を決める、会議室を抑える、資料を作る、先輩社員を呼ぶ、資料を準備する、今後の選考の日程を決めておく、出してもらう資料を決める、駐車場を確保する、など。

社外タスク:
告知するツールを決める、告知する内容を決める、予約を受け付ける、事前に確認の連絡をする、など。

そして、これらの仕事を「どの順番で」「誰が」「いつまでに」「何を」行うかを決めるにあたり、物語のように登場人物の相関係数を見つつ、全体のストーリーを上手く描くと仕事がスムーズに進みます。もし、ストーリーが上手く描けていない場合、仕事の順番を間違えて二度手間になったり、人に頼みすぎor頼まなすぎで仕事が停滞したり、やってもらえなかったりします。期限を意識しないと、当日に間に合わない可能性もありますし、何をやるか明確になっていない場合、ピント外れのアウトプットになることもあります。

このように仕事でストーリーを構築するのにはとても大事なことで、この力を養うのに文章を書くのはとても役に立つと思っています。

以上、文章を書いてもらう理由について書きましたが、正直書くほうは大変だと思いますし、すぐに効果が結果として現れるわけではありません。しかし、いつか血となり肉となって、仕事に役立つと思うので、引き続きやってもらおうと思っています。

そうですね・・・・最初は800字くらいから初めて、次は1000字、1200字・・・・。年に数回は2000字くらいの回があっても良さそうだな~~(ぼそっ)


文章力の強化

 

春はあけぼの、ようよう白くなりゆく山際。

学生から離れ早3年が経とうとしている大崎です

「800字で書く」

一体こんなことを課せられたのはどのくらい前の話?とぼんやりと考えています

3月も差し迫り皆様いかがお過ごしでしょうか

タイトルの通りで、今回のブログは文章力を上げるために書いています!(?)

最近文章を書く機会が何度かあり、石井さんに鬼ダメ出しされてショゲていたところ、こんな鬼の様な課題が降ってきました(絶望)

エ^^はっぴゃく?^^;はい??^^;;;

オヨヨとなっていますが2月28日が締め切りなので頑張っています!(現在2月28日午後)(諦め)

 

800文字ってどのくらいかというと、

原稿用紙2枚分、スピーチにすると3分間で話しきる程度だそうです。

大学入試で書いた小論文やら、大学でよく出されたレポート課題やらも800文字が一般的な量ですよね。

高校生の時も大学生の時も「800字程度で書きなさい」と言われると、毎回750文字ピッタリくらいで終わらせていた記憶があります。

学生の時は通用しましたが、今は通用するはずもありません。

そんなことをすれば倍くらいで"何か"が返ってきます。半沢直樹?

 

大崎ですが、大体文章を書く時ツイッター方式で思いついたことを羅列していくタイプなのでいつも細切れで、話が飛んだりするんですよね。時系列も起承転結も全くと言って意識してません。

小さい頃も同じように、思ったことを思ったまま話していたので、よく、小説を読みその感想を話す、という様なこともしていました。

が、生まれた瞬間から怠惰でオタク気質な人間に「小説を読んで淡々とその物語の解説をする」

なんてそんな芸当が出来るワケもなく、考察を垂れ流し続けたという歴史(黒歴史)があります。ゴメンネお母さん

 

はい、もうまもなく目標であり課題の800字に到達します。石井さんの顔が曇ってないことだけを今は祈り続けています。

いつもはブログ更新ページにそのまま打ち込んでいるんですが、今日はワードに書き起こしています。文字数をすぐ教えてくれるので...。

ワードって文字数とかすぐ出してくれたり、誤字を見つけてくれたりするところは良いヤツ!って思うのですが、反面日本語がおかしくても反応するんですよね。赤い波線で「文字違くない??!??!日本語おかしくない!!!!?????」と直すまで訴え続けてくるヤツなんですよね。でも私はこのまま行きます。私、強いので。

ということで、やや五条悟になりながら、見事1000文字(?!)に到達し、まだいつもよりマシな文章で今回のブログを締め、書き逃げをしたいと思います!

また次回!

スクリーンショット (206).png


水道管が破裂した話

先日、あまりの寒さに、社内の廊下にある水道管が破裂しました。私が入社して15年で水道管が破裂したのは初めてだったので、それだけ寒かったんですね。

渡り廊下の途中にある水道管が破裂し、元栓を占めるまでの間に、冷たい水が大量に流れ出てしまい、一面が水浸しになっていました。

その水がそれ以上広がらないように、バリケードを作り、タオルに水を吸わせてバケツに水を入れるという、靴が濡れ、手が冷たくなる作業を、当社は総務総出で行っていました。

ただ、場所が渡り廊下なので、行き来する社員の多い場所でしたが、来る社員来る社員が手伝いますと、流れ出た水の除去作業を一緒にやってくれ、最終的に20人以上になりました。

手伝ってくれた人の中にはこれからミーティングという社員もいましたが、見て見ぬふりではなく、ミーティングの時間をずらして手伝ってくれ、部品を運んでいた社員は、運んだ部品を預けてからわざわざ戻ってきてくれました。

こうして1時間かからず作業を終えることが出来たのを見て「ライト光機の強さってこういうことなんだよね」と改めて当社の良い部分を痛感していました。見て見ぬふりをする人が全然いなかったのは、採用に携わるものとして嬉しかったです。

手伝ってくれた社員に感謝すると同時に、直してもらうと共に不凍栓巻いてもらったので、今後は大丈夫なはず!


10年勤続表彰

ライト光機の新年は全体朝礼から開始となります。

社長の挨拶、新入社員紹介、ダルマの目入れなどと共に、10年継続勤務した方の表彰を行います。

今年はこの10年勤続の表彰は11名の方が受けられて、全社員から拍手をもらっていました。

自分も10年以上採用に携わっているため、今回の勤続表彰の対象になった方々は、まだ当時採用担当が自分1人だった頃、説明会・選考・入社手続きなどすべての工程に関わっています。そのため、感慨深い思いでいっぱいでした。

ちなみに、10年前の1年間で入社した社員(今回の勤続表彰の対象になる社員)は13名。つまり、10年前に入社して、いままでに退職した社員は2名でした。

退職した2名のうち、1名は入社後3年で退職したものの、社内結婚で旦那さんはまだまだ当社で活躍中です。

もう1人は7年勤続して退職しています。

正直な採用担当の本音として、入社した方が全員定着して活躍してくれるに越したことはありません。しかし、現実はまだ完璧ではなく、日々どうしたらもっと会社と社員の関係性が良くなり定着してもらえるか、考え実践し続けています。それでも、これだけの人数の方が定着し、長く勤務頂けること、大変嬉しく思っています。

当社はメーカーですので、長く働いて頂き、技術・技能を蓄積していくことは、組織の強化につながり、それが製品に反映されます。こうしたメンバーの活躍で、この15年で売り上げが5倍以上になりました。

引き続き、成長していくためにも、また長く働いて頂ける会社作りに取り組んでいきます。


拠点を分散するか、集約するか

今日はライト光機の拠点についての考え方について書きます。

製造業の拠点の考え方には大きく二つあります。

1つ目はコスト面を追求した拠点展開です。

人件費を考え、日本や世界の各地に拠点を作り、例えば、「設計は日本」「製造は○○」「ロジスティクスは○○」「営業拠点は○○」のような体制。この場合、経費面はとても削減できますが、拠点間のコミュニケーションがとりづらい難点があります。

2つ目は効率を追求した拠点展開です。

要は全部を拠点集約する方法で、ライト光機はこちらです。つまり、設計も営業も製造もすべて同じ拠点に置きます。そうすると、経費的にはかかりますが、コミュニケーションはとても取りやすくなります。

ライト光機の作る製品は、マーケットの中でもかなり高額な部類に入ります。そうすると、拠点を広げて経費メリットを追うよりも、拠点を集約してコミュニケーションの量を増やし、品質を上げていったほうが良いのです。

だから、社員皆が近くにいて、顔を突き合わせながら仕事をする環境は大企業から比べると結構魅力的なんです。特に、設計や生産技術などのエンジニアにとって、生産現場がそこにあるという環境は結構幸せなことなんですよ。

あと、それに伴って転勤が無いのも生活基盤を安定させやすい魅力ですね。

実際に以前に距離の離れた場所にレンズを作る拠点がありました。何十年も昔に、レンズを作る企業が集まっていた場所に当社も拠点を作りました。近年まで、その拠点でレンズ製造を行っていたのですが、近年ライト光機が高級品にシフトするにあたり弊害が起こってきました。

距離があり、どうしても本社の品質対策や改善の取り組みが伝わりにくく、なかなか高級品シフトに伴う品質向上に対応しきれなくなってきたのです。

そのため、ある時、レンズ製造の拠点を諏訪に移転することにしました。移転した結果、コミュニケーション量が増し、本社の仕組みを導入して、著しく品質が向上しました。移転の苦労はありましたが、あのとき諏訪に集約するという判断は正しかったです。

2022年11月にも本社の拡張工事が行われ、諏訪での拠点を拡張しています。

今のところ、諏訪以外の拠点は考えておりません。

皆で顔を合わせながら、「諏訪から世界へ!」を合言葉に品質の高いものづくりを続けていきます。


拠点を分散するか、集約するか

今日はライト光機の拠点についての考え方について書きます。

製造業の拠点の考え方には大きく二つあります。

1つ目はコスト面を追求した拠点展開です。

人件費を考え、日本や世界の各地に拠点を作り、例えば、「設計は日本」「製造は○○」「ロジスティクスは○○」「営業拠点は○○」のような体制。この場合、経費面はとても削減できますが、拠点間のコミュニケーションがとりづらい難点があります。

2つ目は効率を追求した拠点展開です。

要は全部を拠点集約する方法で、ライト光機はこちらです。つまり、設計も営業も製造もすべて同じ拠点に置きます。そうすると、経費的にはかかりますが、コミュニケーションはとても取りやすくなります。

ライト光機の作る製品は、マーケットの中でもかなり高額な部類に入ります。そうすると、拠点を広げて経費メリットを追うよりも、拠点を集約してコミュニケーションの量を増やし、品質を上げていったほうが良いのです。

だから、社員皆が近くにいて、顔を突き合わせながら仕事をする環境は大企業から比べると結構魅力的なんです。特に、設計や生産技術などのエンジニアにとって、生産現場がそこにあるという環境は結構幸せなことなんですよ。

あと、それに伴って転勤が無いのも生活基盤を安定させやすい魅力ですね。

実際に以前に距離の離れた場所にレンズを作る拠点がありました。何十年も昔に、レンズを作る企業が集まっていた場所に当社も拠点を作りました。近年まで、その拠点でレンズ製造を行っていたのですが、近年ライト光機が高級品にシフトするにあたり弊害が起こってきました。

距離があり、どうしても本社の品質対策や改善の取り組みが伝わりにくく、なかなか高級品シフトに伴う品質向上に対応しきれなくなってきたのです。

そのため、ある時、レンズ製造の拠点を諏訪に移転することにしました。移転した結果、コミュニケーション量が増し、本社の仕組みを導入して、著しく品質が向上しました。移転の苦労はありましたが、あのとき諏訪に集約するという判断は正しかったです。

2022年11月にも本社の拡張工事が行われ、諏訪での拠点を拡張しています。

今のところ、諏訪以外の拠点は考えておりません。

皆で顔を合わせながら、「諏訪から世界へ!」を合言葉に品質の高いものづくりを続けていきます。


QCの活性化のために行った施策

先日、全社のQC事例発表会が行われました。大きな成果につながった改善や、力の入ったプレゼンテーションなど、見応えたっぷりでとても充実した時間でした。今回、発表してくれたメンバーには心から感謝です。

そして、全ての発表が終わった後に当社の社長から

「10年前に比べると、内容や発表などが遥かに良くなっていて、大きな効果につながっている」と、嬉しそうな顔でコメントがありました(社長、ホントに嬉しそうだったなぁ~)。

実は、当社のQCへの取り組みは長年やっておりますが、確かに以前は現在に比べ、QCへの熱量が高かったとは言えませんし、やや形骸化していた感じが否めませんでした。

ある時、当社と関係性の深い企業のQC発表会を見させていただく機会がありました。社長の岩波をはじめ、数名で見に行き、そして、その企業のQC発表を見て驚かされたのです。

・効果金額が多額で、改善の規模が大きく経営へのインパクトがある

・発表のスライドがとても工夫されていて、凝っている

・発表者がとても練習していて、ストーリーもしっかりしている

など、自社とは比べ物にならないレベルでした。

感銘を受け社に帰ったあと、社長とQCの活性化の打ち合わせをして、QCのやり方を全面的に変えることにしました。

といっても、ただ「もっと活性化しましょう!」と言っても人が動くわけではありません。むしろ、「もっと活性化しましょう!」的なスローガンは言っておらず、QCが活性化していく前向きな方向にどうやったら人が動いてくれるかと、考えながら仕組みを変えていきました。

実際は細かい施策も含めて多くのQC活性化対策を行ったのですが、今回はその中で代表的なものをご紹介します。

・QC活動を業務とする
過去、QC活動はあくまで「自主的な活動」なので、無給で行われている企業がほとんどで、当社もそうでした。しかし、「会社としてQCを推進するので、業務として取り組んでほしい」という社長の考えから、今まで、昼休みや定時後に行われていたQC活動は定時内に行われるようになり、また残業時間の発表の練習なども全て業務として給与が払われるようにしました。

・QC活動は全員参加でなくともよい
QC活動の定義の中に「全員参加」とあり、それまでは全員参加で取り組んでいました。しかし、現実的には改善活動が得意な人もいれば、改善よりも実務を進めることが得意な人もいます。また、正直「改善しよう!」という前向きな人もいれば、こういった活動に乗り気でない人がいるのも現実です。こうした乗り気ではない人に無理に参加してもらうのは、逆に活動のエネルギーを削ぐことになります。そのため、無理に全員参加で無くとも良く、「改善目標達成にベストなチームで取り組む」ことが可能になりました。

・リーダーは持ち回りでなくともよい
QC活動は毎回リーダーを決めて行われます。過去は「リーダーは持ち回り」という仕組みがあり、前向きでも乗り気でなくとも、必ずリーダーが回ってきていました。しかし、当然、乗り気でないリーダーの元ではチームが活性化することも無く、結果は出ません。そのために、リーダーを無理に持ち回りにしなくても良い制度にしました。結果として、現在人数の少ないサークルなどはどうしても毎回同じリーダーになっていますが、正直その方が結果は出るなぁという印象です。また、持ち回りではないため、意欲のある若手が抜擢され、結果としてリーダーポテンシャルが発見されるなどの良い効果につながっています。

・管理職が積極的に関与するようにする
今までのQC活動は「メンバーが自主的に」行うものとして、管理職以上は関与せず、部署メンバーのみで行われていました。ただ、管理職が関わらないものは、決済の関係から大きな問題解決にはつながりませんし、部署を超えることがしにくく、テーマが小さくなりがちです。そこで、逆に管理職に積極的に関与してもらうために、「管理職には部署のQC活動を通して総額毎年○○万円以上の改善を行うこと」がミッションとして課されることになりました。これにより、管理職は積極的にQCに関わらざるを得なくなり、結果としてメンバーと管理職が協力したり、管理職同士が協力して部署の垣根を超えたテーマが作られたりと、より本質的な問題解決が行われるようになりました。自分も管理職なので、最初は達成する金額の大きさに(自分で設定しておいて)「おお・・・・」と思いましたが、運用から数年経過した結果、どの部署も設定金額をはるかに超えているので、やれば出来るもんですね。(ちなみにこれ以上目標金額を上げても、既に各管理職がかなり前向きに取り組んでいて、あまり意味は無さそうなので今のところ上げません)

これ以外にも、色々変更を行い、今の活性化につながっています。

実際、こうした運用に変えた結果、給与の支払いは増えましたが、それ以上に改善された効果金額が遥かに大きく、また若手メンバーが管理職と共にQC活動に取り組んで、スケールの大きな問題解決に取り組み、全社で発表する経験が、メンバーの成長につながっています。

いわゆる一般的なQCの進め方とは、現在の当社のQCは違うかもしれません。しかし、そもそもQCの手法だって自社に合わせて「KAIZEN」されて良いと思うんですよね。

ライト光機はこれからも、自社に合ったQC活動を進めていきます。


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